2010.06.18 Friday
久しぶりにABC

スバルから荷物が届いた。
身に覚えはない。
一体なんだろか。
開けてみると、そこには大量のカタログが。
やつの仕業だ。
もちろんH君のことだ。
まあ色々入ってたが、その中にレガシィtSのカタログも。
もらっておきたいと思ってたのでちょうどよかった。
その荷物に入ってたH君の名刺に、レガシィの6速MTの試乗車が来たと記されている。
そういえば、この前会ったときに6速がくるようなことを言ってた。
MT大国のスバルではあるが、レガシィでは1グレードのみの設定と今や貴重な存在。
それだけに試乗できる機会も少ない。
現状BM/BRのみとなるケーブル式の新型MTは軽量化されてるのもポイント。
何よりそのフィーリングが気になる。
これは乗ってみるしかない。
H君に連絡し早速乗せてもらうことにした。
試乗車は黒のワゴン。
黒だとでっかいボディも少し引き締まって見えるね。
クラッチミートに若干気を使いながらスタート。
まず一番気になるシフトのフィーリング。
以前三鷹のディーラーに置いてある展示車を触ったときにも思ったが、
インプやBPの6速に比べると、かなりグニャッとした感触。
あのカチッとした印象とはだいぶ違う。
その分軽い力で操作できるが、手ごたえが薄いから慣れないとシフトミスしそうだ。
現に試乗中1回やりました。
操作が軽いこと自体は普段乗りを考慮すると歓迎だが、もうちょっとダイレクト感がほしい。
ストロークは長め。
といってもBPと比べるとほとんど変わらないかな。
オレはインプ+STIのシフトレバーだったから長く感じるんだろう。
シフトの感触は正直インプやBPの方が好み。
BM/BRの6速に乗るんだったら、STIのシフトレバーは個人的に必須だ。
クラッチは軽くもなく重くもなくといった印象。
ただシフトレバーの操作感と合わせると、もうちょっと軽いほうがバランスが取れてていいと思う。
半クラの操作性はオレ的には微妙。
インプは奥のほうでつながるタイプで、しかも半クラ領域が狭い。
このレガシィはかなり手前にミートポイントがあり、かつ半クラ領域が広い。
真逆ともいえるこの特性はインプが基準だと違和感あり。
似たような感覚だったのが、以前代車で借りたBPの3.0Rの6速。
その当時GDBに乗ってたわけだが、あまりの違いにえらいギクシャクした記憶がある。
まあ今回は何故かすぐ慣れたけど。
今までの6速で気になってたのがミッションのノイズ。
今回それが劇的に改善されている。
あの独特なノイズは一度耳に付くとけっこう気になる。
正直言ってGDBの頃は気にならなかった。
それはそのほかの部分があまりにもうるさかったから(爆)。
新型レガシィの静粛性が向上したとはいえ、レイアウト的にミッションノイズの進入を防ぐのは難しいだろう。
やはりミッションそのものからノイズを除去するのが手っ取り早い。
そのためにも新しいMTがレガシィには必要だったということだろうか。
そうだとしたら、その効果は十分発揮されている。
シフトとは直接関係ないけど、気になったのがシートの大きさ。
ゆったりしつつ適度なホールド感もあり快適なんだが、その大きさがシフト操作で邪魔になる。
シフトするたびに肘がシートに当たるのだ。
オレは体がえらい細いため、どのシートでもこの目に遭うんだが、このシートはかなり曲者だ。
まあこの現象はオレ固有のものだから、普通の体格の人には問題ないんだろう。
そういう意味では、GDBに載せてたレカロのフルバケは操作性抜群だった。
シフトポジションをメーターに表示するのは気が利いている。
レガシィだと室内が静かだから、レバーから手を放した状態だと感覚で分かりづらいときもあるからね。
ただ想像してた動作とはちょっと違っていた。
このインジケーターは実際に何速で走ってるのかを表示するもの。
したがってクラッチを切った瞬間は表示が消えるし、クラッチを切ってるときにレバーが何速に入ってるかは確認できない。
個人的にはシフトレバーのポジションを常に表示してくれたほうがいい気がするんだが。
まあMT乗りの人は走行中シフトレバーに手を乗せる癖が付いてる人も多いと思うから、そんなに必要なものでもないか。
結果的にはフィーリングや操作性は従来の6速MTの勝利といった感じだった。
でも3ペダルになっただけでクルマの印象がまるっきり変わるんだから不思議だ。
新型になってスポーツ色がかなり薄まった感のあるレガシィだが、3ペダルで乗ると運転する楽しみがグッと増す。
やっぱMTは楽しいね。
ついでに書いておくと、2.5リッターターボ+MTはトルクフルかつダイレクトでATにはない好印象。
高回転のパンチも、GTIに乗りなれた身には十分感じられる。
MTで乗ることによって、このエンジンのよさが始めて分かった気がする。
で、いつもだと直後にATに乗り換えると運転がつまんなく感じるんだが、今回はそんなでもないんだな。
何だかんだ言ってDSGはよくできてる。
従来は3ペダルじゃないと実現できないダイレクトなレスポンスと、スムーズで途切れのない加速感は気持ちよい。
レスポンスやパワーを犠牲にすることなく、コーナーでステアリングとブレーキの操作に集中できるのも2ペダルMTの利点。
操る楽しさは間違いなく3ペダルだが、運転の気持ちよさは3ベダルとは違う楽しみがある。
ドライバーの意思に忠実に反応してくれるのであれば、
運転するときの操作はなるべくシンプルなほうが気持ちよく運転できるのかもしれない。
DSGに乗るようになって、少しそんなふうにも思えてきた。

