2010.06.26 Saturday
ニュルに散る…
ご存知の方も多いと思うが、トヨタのマスターテストドライバーである成瀬さんがテスト中の事故で亡くなった。ニュルを世界一知る男としてフェラーリにも一目置かれ、近年は来年発売のスーパースポーツLF-Aの開発に注力していた。
その成瀬さんがニュル近郊の公道でLF-Aニュルバージョンのテスト中に亡くなるとは…
トヨタは今、クルマ作りの方向性を大きく転換しようとしている。
今まで欠けていたクルマの味というものをしっかり作りこむように。
これこそ成瀬さんが実現したかったクルマ作りだろう。
やっとこれから始められるという時期にこんなことになってご本人も無念ではないだろうか。
そしてトヨタにとって大きな損失。
いや、日本車の未来にとってといっても過言ではないだろう。
大変残念でならない。
ご冥福をお祈りいたします。
しかし、今回の事故をどう捉えたらいいのか。
現場はゆるいコーナー。
対向車であるこれまたテスト中だったBMWと正面衝突に近い状態。
地元警察はLF-Aが対向車線に飛び出してきたんじゃないかという見解。
もちろんこれから詳しく調査されると思うが、もし事実だとすればどうしてそんなことになってしまったのか。
ドライバーのミスか?
クルマのトラブルか?
そしてトヨタにとってはLF-Aの安全性を問われることにもなってしまった。
BMWに乗っていた2人は重傷ながら一命をとりとめた。
しかしLF-Aに乗っていた成瀬さんは亡くなってしまった。
この事実は重い。
成瀬さんが全力を尽くしたLF-A。
発売前におきてしまった今回の事故で今後どうなるのだろうか…

